約 450,895 件
https://w.atwiki.jp/justicerowa/pages/240.html
悲秘喜奇交交イン・ホスピタル ◆GOn9rNo1ts 名探偵の孫である名探偵。 暗き望みを中に秘める腹黒神父。 不安がりながらも非日常に微笑む一般人。 素敵で無敵(笑)な情報屋。 そして、指名手配された医者。 病院に集う男達は、各々の心に様々なものを抱いていた。 全ての謎をさらけ出し、この巫山戯た催しを止めようとする義心。 ただひたすら他人の苦痛を求め、悲劇を求めようとする快楽。 日常からの脱却を願い、非日常のために足掻き続ける、終わり無き夢。 天国の実在を証明せんと、戦争を引き起こそうとする野望。 そして、己が生かしてしまった「かいぶつ」を殺そうとする大志。 思想も違い立場も違い、能力もピンからキリまで。 そんな不確定原子達が出会った結果、一体如何なる化学反応が引き起こされるのだろうか? 混ざり合うのか、上や下、左や右に分かれるのか、それとも……爆発するのか。 解答の一部が、ここにある。 それでは、物語を始めよう。 ◇ ◇ ◇ 『名探偵、憂う』 「ふう……」 待合室のソファーに寝転び、溜息を一つ。 金田一一(はじめ)は、先程の情報交換を思い返し、一人で物思いに耽っていた。 彼がママチャリをひいこら漕ぎつつ病院に辿り着く頃には、既に午前5時を回るところだった。 誰もいない町中は、基本的に光源に乏しい。 奇襲を恐れランプをつけずに病院を目指したは良いものの、1エリア分離れただけの病院に至るまでどれほどの苦労があったか。 白ばみ始めた空によって、漸くお目当ての病院を見つけることが出来たというわけだ。 しかし、今の金田一の疲労は、それだけによるものではない。 「状況を、整理しないとな」 まず、彼より先に病院にいた天馬賢三、折原臨也。殺し合いには、乗っていない。 二人は手を組み、これから信頼の置ける仲間を捜しに救急車で外に出発する予定だったらしい。 金田一が病院に辿り着いたのは正に間一髪だったということだ。 『俺をすぐに信頼できないのは分かる、だけど、どうか頼む。俺の話を聞いてくれ!』 ママチャリのサドルにまたがったまま、息を切らし必死にそう説得する姿に憐憫を覚えたのか、彼らは金田一との接触を良しとしてくれた。 知り合いでない者を信用するか否か、殺し合いという極限状況の中では人により意見が分かれるだろう。 もしも相手が殺し合いに乗っていたら。隙を突き、隠し持った武器で皆殺しにされる可能性だってある。 零時スタートで五時になったのに未だ一人でいる人間ならば尚更、警戒すべきだろう。 そういった意味で、彼らが自分を受け入れてくれて助かった、と金田一は何度も頭を下げた。 そんな時、更に二人の参加者が病院にやって来た。 言峰綺礼、竜ヶ峰帝人。殺し合いには、乗っていない。 幸い、帝人と臨也は知り合いだったらしく、すんなりと三人と二人は五人になった。 さて、ここまでは良い。 問題は、ここからだ。 『少し、俺の話……いや、推理を聞いてくれませんか』 これから協力関係を築いていく仲だ、己の推理を聞いて貰い、判断を仰ぐのも良いだろう。 金田一は、己の考えが絶対的に正しいと信じられるほど自信家でもなければ、傲慢でもない。 他の人間の意見も聞きつつ、有用なものは取り入れて推理を展開しなければ。 まずは、事情聴取と言う名の情報交換。お互いの目的、これまで何をしていたかなどを簡単に説明し合った。 幸い、今のところ危険な人物に遭遇した者はいないようで、金田一はほっと胸を撫で下ろす。 その事実がイコール今は安全だということには結びつかないが、やはり危険人物の存在は神経を磨り減らす。 少しだけの安寧を得ながら、金田一は次の段階に移行する。 即ち、ここに呼ばれている彼らの関係者についてだ。 今までの推理はあくまでも『金田一一』の周辺の人物のみを対象とした場合だ。 もしも残りの三人の知り合いが、悉くHorに位置するような人格者ばかりだとしたら? Setに位置するような人間が高遠以外に存在しないとしたら? 勿論、全ての参加者の情報を得て判断すべきだろうが、まずは目先の情報でも掻き集め、推理を補強、若しくは修正すべきだと考えたのだ。 折原臨也と竜ヶ峰帝人は、他に知り合いがいないと断言した。 もし仮に彼らが嘘をついたとしても、病院に辿り着いた順番からして事前に口裏を合わせる時間など無かったはず。 折原臨也は『やり手』な人間に思えたが、竜ヶ峰帝人は、本当に何処にでもいる学生に見える。 それとなく観察はしてみたが、挙動不審なところなど一切無い。 事実を淡々と言っているだけで、後ろめたいことなどこれっぽちもなさそうだ。 次に、言峰綺礼。 ここで、金田一は壁にぶち当たる。 『私の関係者の話をする前に、少し別件で話したいことがあるのだが良いかね。 彼らと私の関係を語る上で、どうしても必要なことなのでな』 魔術師、教会、聖杯戦争、マスター、サーヴァント、監視役。 俄には、信じがたい。マジックではないマジカルの存在など、金田一が知るはずもない。 しかし、言峰綺礼はすらすらとそれらのトンデモ設定を述べ続けた。 多少気になることがあって突っ込んでも難なく補足説明を加えたいと、単なる作り話にしては手が込みすぎている。 「……認めろっていうのかよ、そんな物の存在を」 確かに、突然拉致されたり、瞬時に会場に移されたりと、今回の事件は、初めから些か科学では説明しづらいところがあった。 催眠術をかけられただとかで、説明のしようはある。そう自分に言い聞かせてはいた。 それでは、自分たち以外が存在しないこの町については? マップを見るにかなり大きいこの会場を、主催者はどうやって用意することが出来たのか。 魔法。魔術。確かに、そういう非現実的な存在を認めれば、こういう超常的な出来事にも納得出来る。 しかしそれは、果たして金田一の力でこの事件を解決できるのかどうか、と言う底知れぬ不安を同時にもたらした。 自分の知らない技術がある。それだけで、考えなければならぬ事は膨れあがる。 もしも主催者が魔法で会場全体を見張っていたら?首輪解除など出来るはずもない。 もしも主催者が一言呪文を唱えるだけで殺人を冒せるのならば?主催に刃向かうなど夢のまた夢だ。 『勿論、魔術などと言っても無制限に使える物ではない』 言峰はそう言っていたが、それでも、得体のしれない主催者が更に強大な敵に見える。 無論、諦めなどしない。絶対に事件を解決する、その意志は固きままだ。 それでも、指針はブレる。Setの人間がそんな技術を持っている可能性があるなら、なおさらだ。 金田一は今まで、高遠のような人物への対処のみを念頭に置いて対策を考えていた。 人が集まれば情報も集まる。今回のような場でそれらを擦り合わせ、Setの人間を特定し、上手く拘束すればそれで済む物だとばかり考えていた。 しかし、魔術などの存在はその前提条件を容易に覆す。 そのような未知の技術を使う彼ら――総称して『魔法使い』としよう――を取り押さえることが出来るのか。 また、後述のサーヴァントのような肉体的に人を超えた人――仮に『超人』と呼ぶ――に、どうやって対処すればよいのか。 彼らを止める術は、存在するのか。手錠など彼らに効くのだろうか。 どうしようもなくなったならば、その時は…………。 「殺すなんて……駄目に決まってる。そんなことをしたら俺はじっちゃんに顔向けできねえ」 当然、そのような危険人物も何らかの手段できちんと『殺せる』ように出来ているのだろう。 そうでなければ、実験の意味がない。ここまで用意周到に事を進めてきた主催者がバランスのことを考えないなどとは考えづらい。 だが、そうだからといって敵対者を殺すのは、それこそ主催者の思う壺だ。 金田一は殺させないし、殺さない。そのスタンスを貫いてこそ、本当の勝利があると信じている。 そのために何とかして、『魔法使い』や『超人』を無力化できる方法を探さなければ。 さて、ここで少し頭の小休止。言峰の情報から、変わり風な話についてもちょっとだけ考えてみよう。 『聖杯戦争』 言峰の話の中でも中核に存在する、魔術師同士の戦い。 七組の中、最後まで生き残ったマスターとサーヴァントが、何でも望みを叶えられるという。 中国に伝わる蠱術。虫を食い合わせ、最後に残った虫を呪いに使用する、という儀式の近似系だと金田一は思った。 そこだけ聞くと、今回の、『箱の中での殺し合い』のケースに似ている、と言えなくもない。 だが。 『これが聖杯戦争に準ずるものであるという可能性は低いだろうな』 魔術という不可思議なの存在を知ったとはいえ、言峰が言うとおり金田一もその可能性は無いだろうと考えた。 聖杯戦争や蠱術とは違い、今回は条件を満たせば複数の参加者の生還が認められている。 何人死に、何人生きるか分からない。このルールでは、肝心の生け贄という要素が不確定すぎて安定しない。 また、それぞれのグループもSet以外は殺し合いに消極的でも生き残れるようなルールであり、バンバン殺せ的な意図はあまり感じられない。 やはり、主催者の言うとおりこれは何らかの『実験』なのだろう。 グループ分けにも何らかの意味がある。わざわざHorやらIsiやら使うのはヒントのつもりだろうか。 現段階での考察がどこまで正しいかは分からないが、その線で推理を進めていくことに間違いはなさそうだ。 「……っとと、そろそろ話を戻すか」 回り回って、言峰綺礼の知り合いの話に戻ろう。 言峰綺礼曰く、知り合いは三人。いずれも聖杯戦争において関わった者達だという。 衛宮士郎。最優のサーヴァント、セイバーのマスターであり、正義感溢れる好青年らしい。 言峰綺礼は士郎がマスターになった晩以来の接触はないそうだが、少なくとも殺し合いをするような人間ではないと、言峰は語った。 次に、アーチャー。その名の通り弓兵のサーヴァントであり、言峰の弟弟子、遠阪凜をマスターとしている。 言峰はアーチャーと直接の接触はないため、殺し合いに乗るかどうかは分からない。 ただ、もしも乗ったとしたら、ここにいる人間を一分で全員細切れに出来るだろう、と言峰は述べた。 最後に、間桐慎二。彼も衛宮士郎と同じく聖杯戦争のマスターだったらしい。 「こいつが、Set候補」 言峰の話によると、慎二は魔力を得るために彼の通う学校中の生徒を犠牲にしようとしていたらしい。 間違いなく、悪。そう断言しても良い。 しかし、本人は魔術も使えぬ普通の人間に過ぎないためそこまで危険度はない、と言峰は付け加えた。 『魔法使い』や『超人』ではないならば、事件解決までの拘束は出来なくもなさそうだ。 さて、最後に天馬賢三の知り合いについてだが……。 「かいぶつ、か」 やはり、目をひくのはヨハン・リーベルト。『なまえのないかいぶつ』についてだろう。 彼も『魔法使い』や『超人』とは違うらしいが、それでも間桐慎二との危険度とはレベルが違う。 高遠遙一、あの地獄の傀儡師と同タイプ、一の推理が当たっていれば間違いなくSet側の人間だ。 過去に何十人以上もの人間を殺害し、それらの罪を他人に擦り付けながら生きていく外道。 彼を崇拝する協力者も多くいるらしく、正しく悪のカリスマと呼べるような人間らしい。 「早く見つけてとっ捕まえないと、こっちが不利になる一方だな……」 ヨハンも、恐らく高遠も、馬鹿正直に殺人を犯さず仮初めの仲間を得ているに違いない。 このような場では知り合い、仲間の数が多いほど彼らにとっては好都合だ。 弾避け、もしかすると既に何人かを自由自在に使える手駒にしている可能性も、無いとは言えない。 殺し合いという環境で、人は容易に倫理観をなくす。高遠やヨハンにとっては絶好のフィールドだろう。 生憎、この場に呼ばれた他の知り合いは殺し合いに乗るような者ではないらしく、金田一は胸を撫で下ろした。 この場で出会った杳馬という紳士風の男も、天馬と別口で殺し合いを打破するつもりらしい。 いずれは彼、そして息子の天馬(医者にあらず)とも合流し、情報交換をしたいものだ。 問題は、天馬自身の目的についてなのだが…………。 「ひとまず、これで全員か」 金田一、折原と竜ヶ峰、言峰、そして天馬。 これまでに出てきた登場人物は彼ら本人と金田一の知り合いを含め17人。 そのうちSet候補は言峰のよく知らぬアーチャーも含め4人。大体4分の一がSetということになる。 「バランス的に妥当な線……なのか?」 Isiに無力な人間も含まれているとするなら、恐らくバランスはHor:Isi:Set=1:2:1ほどだろう。 どちらかが極端に多いだとか少ないだとかはあり得ない……と、思いたい。 勿論、断言は出来ない。 アーチャーに関しては情報が少なすぎるし、まだ全体の4分の1しか情報は集まっていないのだ。 今後も多くの参加者と接触し、情報を集めていくべきだろう。 しかし。 「考えたくはない、だけど」 軽い自己紹介、経歴を聞いてみると、ただの学生である竜ヶ峰帝人と情報屋という仕事をしている折原臨也は守られるべきIsi。 社会の影に潜み化け物退治(はじめは冗談かと思ったが、事実らしい)などを行ってきた言峰綺礼はHor。 ヨハンを命がけで追う天馬賢三は、HorもしくはIsi側の人間であると考えて良いだろう。 しかし、今までの情報は、全て『彼らが嘘をついていない場合』に依るものだ。 折原と帝人は、もしかしたら知り合い同士の凄腕の詐欺師で、打ち合わせもせずに金田一の目を欺いたのかもしれない。 実は、言峰本人が学校で儀式を執り行った本人で、その罪を間桐慎二に押しつけているのかもしれない。 天馬の話が全て妄言で、彼自身が恐るべき殺人鬼なのかもしれない。 金田一は今まで、数々の事件で意外な犯人達を暴き出してきた。 その例に当てはめるのならば、無害な彼らが実は悪人だったという可能性は、十分すぎるほどあり得るのだ。 どんな人物だろうと、犯人である可能性はある。『あの人は良い人そうだから犯人候補から外そう』などと言えるわけもない。 もしも彼らのうちの一人がSet、犯人側の人間だったならば、金田一は何にも気付けないまま『被害者』になる可能性だってある。 その事実が、金田一の心に凍ったナイフのように突き刺さる。 何か事件が起こった訳ではない。誰一人として死んでいないし、殺してもいない。 だが、金田一の推理が正しければ、間違いなく悪人は参加者の中にいる。 Setはどのように動き、どのように考え……どのように潜んでいるのかさえ、はっきりと分からないのだ。 「……くそ!」 今、金田一は矛盾に取り込まれている。 『仲間を守るため仲間を疑わなければいけない』という、どうしようもない矛盾に。 今は誰もが免許証も取り上げられ、警察の助けも期待できず、身元確認さえままならない。 そもそも、彼らが本当に本名を名乗っているかさえ分からない。そこから疑う必要は果たしてあるのかも、分からない。 情報。推理の根底にあるべきものが、圧倒的に不足している。 四人の中の一人が指名手配中の凶悪犯であったとしても、金田一にそれを知る術は一切無いのだ。 全てが全て、疑い放題。絶対に信用できることなど、己や己の知り合いくらいだろう。 頭が良いから、推理する。 推理した結果、相応数の悪人がいるという結論に辿り着く。 すると、仲間が悪人かどうか疑わなければ行けなくなる。 「はあ……」 名探偵は、憂いを抱えたままソファーを立った。 疑うべき仲間達の元へ、戻るために。 ◇ ◇ ◇ 『大人と子供、群れる』 「何をやってるんだろう、あの人は……」 「どうした、帝人君?」 「いえ、臨也さんは相変わらず臨也さんだなぁと思って、安心しただけですよ」 「これは……やけに、なんというか、女の子らしいが……これを、本当にあの折原が?」 「ネカマなんです、あの人」 「ネカマ……?」 病院の待合室。 軽い話し合いを終え、竜ヶ峰帝人と天馬賢三は休息をとっていた。 ブラックなコーヒーを口に含み、安らぎの一時。 そんな天馬を、帝人は何か言いたそうにちらちらと横目で伺う。 「どうしたかな、帝人君。私の顔に何か……?」 「あ、すいません。そう言うんじゃなくて、さっきのお話が気になって」 「ああ、その話か……」 天馬賢三の話。 ヨハン・リーベルトを中心とした彼と知り合い達との関係は、言峰の話とは別の意味で奇想天外なものだった。 子供の手によって引き起こされた連続殺人。ヨハン・リーベルトの恐ろしさ。 かいぶつを助けてしまった天馬。指名手配され、警察から逃げ回りながらのヨハン追跡劇。 天馬を追う凄腕の警部、ハインリッヒ・ルンゲとの奇妙な関係。 ヨハンの妹、ニナ・フォルトナー。ヨハンについての鍵を握る少女。 ヴォルフガング・グリマー。天馬を助けてくれた謎多き人物。 ここに呼ばれた参加者に関することだけでも、耳を疑うしかない。 しかも、言峰とは違い天馬の話は「絶対にあり得ないとは言えない」話だ。 限りなく日常とは遠く、それでいて現実的と言う二面性を持ったストーリー。 有り体に言えば、良くできたサスペンスドラマのような天馬の話に、帝人は強く関心を持った。 好奇心という名の輝きを瞳に抱く少年に、天馬は語る。 「正直、今でも迷っているんだ」 「何を、ですか?」 「私が君たちと共に行動しても良いか、ということにだよ」 目を丸くする帝人に、天馬は言葉を続ける。 眉に皺を寄せ目を細くする彼の顔に浮かぶのは、苦悩。 「君も薄々分かってはいるかもしれないが、私はヨハンを追う上で多くの被害者を見てきた。 口封じのため、資金作りのため、或いは理由も分からず、多くの人間がヨハンの犠牲になった」 帝人は、何も言わない。言えない。 ドラマではなく現実の人間が、己のせいで積み重なる「死」というものに苦悩している。 その事実に口出しできるほど、彼は出しゃばりでもなければ、体の良い慰めをするセンスもない。 「私はこの場でもヨハンを追う。彼を殺す。それが私に課せられた使命だ」 しかし、と。 「君からすれば、私は主催者の言うとおりに殺人を犯そうとする愚か者に見えるだろう。 誰が好きこのんでそんな奴と行動したいと思う?」 「そっ、そんなことは……」 「それに、今言ったようにヨハンは残虐で容赦がない。己の障害は眉一つ動かさず殺し尽くす。 それは帝人君、君だって例外ではない。やつはハエを殺すように、君を殺してしまうかもしれない」 「で、でも…………」 「君は、そんな奴に会いたいと思うか?身の危険を顧みず危険人物を追って殺しに行きたいと思うか?」 「…………」 「私と共に行動すると言うことは、そういうことだ。君たちまで私の自己満足に付き合うことはない」 実際、天馬の語った目的に、金田一は眉を潜め『そんなことは許されない』と発言した。 金田一も天馬もいざこざを起こすのは嫌ったため大事にはならなかったが、それでも二人の間には確かな溝がある。 『君たちに協力しない、という訳ではない。金田一君や言峰さんの知り合いを捜すということにも異論はない。 だが、私の目的はヨハンを殺すことだ。それを取り上げられるのならば、君たちと共にはいられない』 金田一はその一言に酷く難しい顔をしたが、天馬もその一点だけは譲れない。 今、この会場の何処かにヨハンがいる。手がかりどころか、本人がいる。 今までの捜索範囲に比べれば屁でもない狭さのフィールドに、確かに『なまえのないかいぶつ』は存在する。 それを知っただけで、自然と腕に力が籠もり足に活が入る。 「本当のことを言えば、私は今すぐにでも奴を探しに行きたい。 我が儘だと言われるかもしれない。自分勝手もいい加減にしろと罵倒されても仕方がない。 だが、それでも私は、このチャンスを逃す気はないんだ」 一歩間違えれば、執拗な殺人鬼だと言われてもおかしくない。実際、天馬からは執念というものさえ感じ取れる。 天馬賢三はそのことを自覚しつつも、事実を隠すことはしなかった。 嘘がばれると後々厄介だという打算も、確かに有った。 彼の知り合いとの関係を語る上で、グリマー以外の人間とは確実にヨハンが間に入る。 それを隠し通せば、知り合いと合流した際に間違いなくボロが出てしまう。 一度失った信頼は、取り戻すことが如何に困難か。天馬はそれを嫌なほど知っている。 それに、事情を知らぬ者からすれば、天馬がヨハンを殺そうとする図を見れば間違いなく天馬が金田一の言うSetグループだと思うだろう。 殺人犯として追われるという経験上、この閉鎖的な空間で味方を減らすことは避けたい。 しかし、そんな考え以上に、彼は他人に嘘をつきたくない善人だったのだ。 天馬賢三は世渡りも上手くできないほど、どうしようもなく嘘をつくのが下手で。 出世や金よりも、今助けられる命を救うことだけを考える不器用の塊で。 だからこそ患者から、仲間から、信頼される男だった。 「私は、ヨハンを殺す。私が、殺さなければいけないんだ」 それを聞く帝人にも、天馬の想いは、覚悟は伝わった。 こうやって二人きりで話すと、天馬の気持ちは痛いほど伝播する。 罪の意識に苛まれながら、己の不始末を命がけで片付けようと奮闘する男の姿を見て。 「僕は……」 帝人は、五人の中で殺し合いや死とは最もほど遠い位置に存在する少年は。 「貴方が間違っているとは、思えません」 はっきりと、殺人を認可したのだった。 「僕も、人を傷つけたことがあります」 訥々と、帝人は己の過去、そして『今』を語り出す。 「僕の身を守るため」 愛に溺れた女性を『集会』で追い詰めた。 「組織を立て直すため」 青葉とその仲間を利用し、ダラーズに不要な人間を『粛正』している。 「友達を助けるため」 人懐っこい笑顔の少年と、気弱そうに微笑む少女の姿を脳裏に思い浮かべ。 「僕も、自分の手を汚しています」 殺してなどいないけれど。間違いなく、己の意志で他者を傷つけ人生を転落させている。 必要なことだと割り切っている。己がやらなければ行けないことだと、腹も括っている。 だから、天馬賢三の気持ちが、痛いほど分かる。分かってしまう。 例え間違っているようでも、強い意志そのものを誤りだと認めるのは、許されない。 同じような境遇の身として、その覚悟を尊重したいと竜ヶ峰帝人は思った。 そして。 「この場でも……僕はそうする覚悟がある」 四人と話をして、竜ヶ峰帝人は覚悟を決めていた。 自分と同じくらいの歳にも関わらず、怯むことなく怯えることなく正面から実験に向き合う金田一一に、感化された部分もあった。 知り合いである折原臨也から『覚悟を決めろ』との手厳しいエールも、貰った。 言峰綺礼は相変わらず意味ありげな顔をしてこちらを覗き込んでいたが、構うものか。 天馬賢三の強い『覚悟』に同調するように、竜ヶ峰帝人も『覚悟を決める』 危険な人物が確かにいるこの場で、逃げることなど許されない。 そんな者達と戦うことなど、化け物のような相手に立ち向かうことなど、夢物語だと分かってはいる。 それでも。 ただ流されるのは、嫌だから。この場で出会った強い彼らに追いつきたいと、帝人は思う。 そして。 「この場でも……僕はそうする覚悟がある」 四人と話をして、竜ヶ峰帝人は覚悟を決めていた。 自分と同じくらいの歳にも関わらず、怯むことなく怯えることなく正面から実験に向き合う金田一一に、感化された部分もあった。 知り合いである折原臨也から『覚悟を決めろ』との手厳しいエールも、貰った。 言峰綺礼は相変わらず意味ありげな顔をしてこちらを覗き込んでいたが、構うものか。 天馬賢三の強い『覚悟』に同調するように、竜ヶ峰帝人も『覚悟を決める』 危険な人物が確かにいるこの場で、逃げることなど許されない。 そんな者達と戦うことなど、化け物のような相手に立ち向かうことなど、夢物語だと分かってはいる。 それでも。 ただ流されるのは、嫌だから。この場で出会った強い彼らに追いつきたいと、帝人は思う。 「君は……いや、私のような人間から言えることなど、無いだろうな」 天馬賢三は大人として、そんな竜ヶ峰帝人を危ういと感じ取った。 未来有る少年が手を出してはいけない領域にまで帝人は至っていると、直感した。 出来れば、年相応に学業に励み、友人と楽しく過ごす生活を送って欲しい。心からそう思う。 だが、己を肯定してくれた少年を偉そうに諭すことなど、天馬賢三には出来そうになかった。 天馬の優しさが、気弱そうな少年の見せる確かな覚悟を潰すことを恐れていた。 「ありがとう、帝人君」 只そう答え、天馬賢三は沈黙する。 竜ヶ峰帝人も、何を言うこともなく、再びパソコンを弄り出す。 素っ気ない会話の途切れは、何かを分かり合った者同士の信頼を静かに表していた。 子供と大人は互いに寄り添いながら、仲間として、共犯者として、群れる。 一人きりの孤独を和らげるように。心の奥底で望んでいる『理解』を得るために。 心地良い沈黙の中、仲間達の帰還を二人は待つ。 そして。 竜ヶ峰帝人は、ヨハン・リーベルトという『非日常』の脅威に身を震わせ――笑っていた。 ◇ ◇ ◇ 『悪者達、連れる』 「多少主観は入ってる、と最後に言っておくけれど」 「…………」 「……以上が、竜ヶ峰帝人について俺が知る全ての情報だ」 「なるほど、確かに情報屋を自称するだけは有る。個人情報など何処噴く風、と言ったところか」 「褒めないでよ、照れちゃうじゃない」 「あの微笑み、その中に潜む闇を垣間見ることが私では精一杯だったものでな。余計な手間をかけずに済んだ。礼を言おう」 「それはそれはどーも。それでさ」 「分かっている。それ相応の代価……この場合は情報を払おう」 「話が早くて助かるよ、言峰さん」 「最も、私が語れることなどそう多くはないのだがな」 病院内、男子トイレ。 二人の男が、所謂連れションをしていた。 「へえ、サーヴァントってのはどいつもこいつも化け物なんだねえ」 「アーチャーに限らず、サーヴァントは規格外の力を持ち得ている。この場にセイバーが呼ばれなかったことは僥倖だ」 「俺は会ってみたかった気もするけどね、昔の英雄にもさ」 「ふっ、あの頭の良い少年の話を聞いてなお『敵対者』の増加を望むか、折原」 「酷いなあ、俺が高遠とか言う連続殺人犯と同じグループだって思ってるのかい」 「貴様も、私をそうだと思って話を持ちかけたのだろうよ。お互い様だ」 勿論、折原臨也と言峰綺礼の連れションが単なる連れションに終わるはずはなく。 「貴様は、これからどうするつもりだ。金田一一を……」 「まさかぁ。殺すのは最後の手段だよ。俺だって帝人君の信頼を失うような危険は冒したくないしねえ」 「私も余計な殺生は望むところではない。これでも神に仕える身として、な」 「死んじゃったら悲しむ姿とかが見れないからだろ、全く性格の悪い……」 「私が何を望むか予測した上で、知り合いの情報を売り飛ばす貴様には負ける」 「あっ、言っとくけど帝人君は殺しちゃ駄目だからね、俺がこの後に使わなきゃいけないんだし」 「殺し合いの場で殺すな、か。ふむ、まあ努力はしよう。私も、あの少年の行き着く先が見たいものでな」 「行き着いた先が断崖絶壁だったらどうするつもり?」 「その時は……その時だ。そうならないことを祈っている」 「そういうのを望んでるくせに、よく言うよあんたは」 世間話をするように。 二人のSetは愉し気に、秘密の会話を繰り広げる。 「さあて、流石に時間をとりすぎたかな。そろそろ皆の所に戻ろうか」 「最後に一つ聞いておこう。折原……貴様はこの殺し合いで何を望む?」 「俺が望むのは『生き残る』ことだけだよ、それだけ。生きていればそれで良い」 「そのためには他者を犠牲にすることもやむなし、か」 「そうそう、言峰さんも一緒に頑張って生き残ろうよ、Horの人達を皆殺しにしてでもさ」 「ふっ、殺し合いを加速させるためそうやって他の人間にも火をつけるか」 「まあ、戦争の予行練習をしたいってのも本音ではあるんだけどねぇ。あくまでもばれないように、ばれないように……ね」 「戦いを望みながら己は傍観者足らんとする、そう上手くいくとは思えんがな」 「あんたが協力してくれれば上手くいく可能性はぐんと高まる。信頼してるんだよ、言峰綺礼?」 「この私を協力者として扱うとはな……足下を掬われても化けて出るのは勘弁、といったところだ」 絡み合う視線。互いを突き刺すように睨み合った後。 「……あははははっ」 「……くくくくく」 「「断言しよう」」 「俺はあんたの願いを叶えられる」 「私は貴様の望みを叶えられる」 苦しみを願う神父。 戦いを望む情報屋。 似たもの通しの黒尽くめは、手を組んだ。 言峰綺礼は上機嫌でスキップする折原臨也を見て、何故か不快感を感じなかった。 不思議に思ったが、眉を潜めて少し考えた後、言峰は気付く。 (この男の喜びは、他者への苦しみに塗り替えられる) なんとも分かりやすい『苦しみ』の配達人だ。同類ながら反吐が出る。 彼と自分はマッチポンプのような関係を持つことが出来るだろう。そう考えるとつい笑いが零れてしまう。 そして同時に、彼を観察して気付く。折原臨也は純粋たる悪意の塊であると。 悪を知り、善を知り、それでいて、己のためだけに悪を為す。 そこに反省など微塵もない。矯正不可能な歪みを抱え、それでも折原は楽しそうに生きている。 膨れあがる好奇心と己の保身だけが、彼の生きていく原動力となっているのだ。 他者など知らぬ。存ぜぬ。考えぬ。言峰さえも、折原は目的のために捨て駒にするだろう。 正しく、究極のエゴイスト。絶対的自己中心主義者。酷く心地良いフレーズではないか。 何とも切符の良い『破綻者』であると、言峰綺礼は折原臨也に好意を抱く。 勿論、己の障害となる場合は容赦なく排除するが。 折原臨也は黒幕面をする言峰を見て、何故か対抗心を燃やさなかった。 どうしたことだろうと頭を捻って見ると、何となくその理由を発見した。 (彼は、俺と立ち位置が違いすぎる) 言峰と臨也は、言うならば制作者と使用者のような関係だ。 言峰は『作品』を創り出すことで満足し、臨也はそれを使うことで己の目的を果たそうとする。 言峰は他者の苦しみを糧として、臨也は他者の苦しみを利用する。 臨也にとって必要なのは苦しみそのものではなく、苦しんだ結果なのだ。 彼が求めるモノは人間が様々な経過の果てにどんなことをするのか、である。感情そのものではない。 苦しみも悲しみも、彼の心を満たすものではない。それは飽くまでも行為の付随物にすぎないからだ。 似通うようで、言峰と臨也は違う。芯の部分でどうしようもなく、違う。 必要なモノは一緒でも、欲しいモノは違う。奪い合うことなく、共存して生きていける。 だから臨也は、言峰を素晴らしい協力者だと思った。彼の存在そのものに、深く感謝した。 だからといって、言峰を守ったりするつもりなど毛頭無かったが。邪魔になったら切り捨てるだけだ。 「良いパートナーになれるんじゃないかな、俺たち」 「これからもよろしく、といったところか」 二人の外道は、底知れぬ暗闇を我が物顔で進んでいく。連んでいく。 愛すべき仲間達の元へ、戻るために。 「あっ、そう言えばさ、こんな電池みたいなのデイパックに入ってなかった?」 「……これのことかね?Setという記号が彫り込まれているが、生憎説明書はついていなくてな」 「ああ、やっぱりあんたは最高の協力者だよ!」 「事態が飲み込めんな。どういうことか話してみろ」 「実はこれは……」 反吐が出る悪者達の暗躍は止まらない。止まらない。止まらない。 【G-2:病院:一日目・早朝】 【金田一一@金田一少年の事件簿】 [属性]:正義(Hor) [状態]:健康 [装備]:なし [持物]:デイパック、基本支給品、レイジングハート(スタンバイモード) 、風紀委員の自転車@めだかボックス [方針/目的] 基本方針:自分の信じる正義の下、謎を解き明かす。 0:自分をHorと推測し、それを前提とし行動する。 1:他の者と今後の行動方針について話し合う。 2:海の家、テレビ局周辺施設と調べながら女神像を目指したい。 3:Isiと合流したい。(美雪優先) 4:高遠を警戒。 [備考] ※美雪をIsi、剣持をHorかIsi、高遠をSetと推測し、それを前提に行動しています。 またその推測が外れている可能性も視野に入れています。 ※レイジングハートがベルカ式カートリッジシステムになっているかはまだわかりません。後の書き手様にお任せします。 天馬、言峰、折原といくらかの情報交換をしました。 【天馬賢三@MONSTER】 [属性]:正義(Hor) [状態]:健康 [装備]:コルトガバメントM1911A1(7/7)、予備弾倉4つ [道具]:基本支給品、不明支給品1~2、月の腕時計@DEATH NOTE、医薬品多数 [思考・状況] 基本行動方針:ヨハンの抹殺。負傷している者がいれば治療する? 1:他の者と行動するか否か……。 2:ニナ、グリマーを探す。 3 いずれ杳馬と合流する。 [備考] 金田一、折原、言峰といくらかの情報交換をしました。 【竜ヶ峰帝人@デュラララ!!】 [属性]:その他(Isi) [状態]:健康(高揚感?) [装備]:なし [持物]:デイパック、基本支給品、支給品1~3(本人確認済み) [方針/目的] 基本方針:死にたくないけど…… 1:他の人達と協力していく。 2:言峰さんが信用できない。 3:ヨハンに興味? [備考] 少なくとも原作6巻以降のいずれかより参戦 金田一、天馬、言峰といくらかの情報交換をしました。 【折原臨也@デュラララ!】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 [装備]:メス(コートの隠しポケットに入っている) [道具]:基本支給品、セルティの首、属性探査機、属性電池(Isi)属性電池(Set) [思考・状況] 基本行動方針:実験を完遂させつつ、その中で活躍してヴァルキリーに認められ、天国へ行く。 1:Horらしき参加者を見つけ、五代達との合流を促して擬似Horによる大集団を作る。 2:Isiらしき参加者を見つけたら、人間観察がてら人間不信に追い込む。 3:Setらしき参加者に遭遇した場合、様子を見て情報収集・擬似Set集団形成促進の為に接触する。 4:属性電池を探索する。 5:ここで活躍できなかった場合の保険の為に、本ちゃんの戦争に必要な竜ヶ峰帝人はなるべく保護したい。 6 言峰綺礼とはなるべく協力関係を築いていきたい。 [備考] 登場時期は原作2巻終了後。 吉良吉影と、第一放送後に合流する場所を密かに決めています(詳細は、後の書き手にお任せします)。 金田一、天馬、言峰といくらかの情報交換をしました。 言峰綺礼より、更にいくつかの情報を得ました。 【言峰綺礼@Fate/stay night】 [属性]:悪(Set) [状態]:健康 [装備]:なし [持物]:デイパック、基本支給品、支給品0~2 [方針/目的] 基本方針:????? 1:他の者と今後の行動方針について話し合う。 2:竜ヶ峰帝人の観察を続ける 3:折原臨也とは、なるべく協力関係を築いていきたい。 [備考] 出展時期は他の人にお任せ。 金田一、天馬、折原といくらかの情報交換をしました。 原作二巻当時における竜ヶ峰帝人の情報を得ました。多少臨也の主観混じり(?) 時系列順で読む Back 正義 VS 正義 Next Forest Of The Red 投下順で読む Back 正義 VS 正義 Next Forest Of The Red 金田一少年の冒険 金田一一 [[]] 甘楽ちゃんのドキ☆ドキ身体&精神検査!? 天馬賢三 [[]] 折原臨也 [[]] 運命/不可思議な偽りを 竜ヶ峰帝人 [[]] 言峰綺礼 [[]]
https://w.atwiki.jp/cchara/pages/12.html
※ 2008/2/27あたり現在 作品名 検索ワード 掲載誌 GS美神 極楽大作戦!! 美神 サンデー H2 サンデー LOST+BRAIN サンデー かってに改蔵 かってに改蔵名取羽美 サンデー クナイ伝 サンデー ハヤテのごとく! ハヤテのごとく白皇学院 サンデー らんま1/2 らんま サンデー 機動警察パトレイバー パトレイバー サンデー 金色のガッシュベル 大海恵 サンデー 結界師 結界師 サンデー 犬夜叉 犬夜叉珊瑚 サンデー 絶対可憐チルドレン 絶対可憐チルドレン絶チル サンデー 名探偵コナン コナン灰原哀 サンデー ギャンブルフィッシュ 月夜野由佳 チャンピオン グラップラー刃牙 チャンピオン フルセット! チャンピオン 舞-乙HiME チャンピオン みつどもえ チャンピオン 美味しんぼ 美味しんぼ栗田ゆう子 ビッグコミックスピリッツ BLOODY MONDAY BLOODY MONDAYBLOODY マガジン エア・ギア エア・ギア マガジン キス☆クラ マガジン さよなら絶望先生 絶望先生三珠真夜糸色倫 マガジン スクールランブル スクールランブルスクラン マガジン ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE- ツバサ マガジン 金田一少年の事件簿 金田一少年 マガジン 魔法先生ネギま! ネギま マガジン 涼風 涼風 マガジン ヤンキー君とメガネちゃん ヤンキー君と マガジン GANTZ GANTZ ヤングジャンプ 3×3EYES ヤングマガジン XXXHOLiC ヤングマガジン みなみけ みなみけ ヤングマガジン 複合系 山下たろーくん (県立海空高校野球部員山下たろーくん) (株式会社大山田出版仮編集部員山下たろーくん) (山下たろーくん うみとそらの物語) 上条明峰キャラ(マガジン) ※いちごちゃんの情報求む(チャンピオン)
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/17258.html
登録日:2010/09/11(土) 14 06 39 更新日:2024/06/14 Fri 02 28 52NEW! 所要時間:約 7 分で読めます ▽タグ一覧 10年春ドラマ 13年夏ドラマ 2010年 TRICK お前平田だろ! カツラ クズ上司の巣窟 スピンオフ ヅラ テレビ朝日 デカペディア トリック ドラマ ポチッとな マサカ モザイク 上司が無能 兄ィ! 安田美沙子 小林太郎 木村ひさし 犯人は…お前だぁ〜〜! 生瀬勝久 矢部謙三 福田卓郎 警察 警部補 矢部謙三 金曜ナイトドラマ 高山直也 かつてテレビ放送されていた、大人気コメディドラマシリーズ 『TRICK』 その初のスピンオフ…… 秋葉「……それがこの作品『警部補 矢部謙三』でぇ〜〜、アルッ!」 矢部「お前さっきからなにブツブツ言うとんねん」 警 部 補 矢部謙三 『警部補 矢部謙三』はコメディドラマ『TRICKシリーズ』の登場人物“矢部謙三”を主人公としたシリーズ初のスピンオフ作品である。 全6話。脚本は後に『仮面ライダーゴースト』『仮面ライダーセイバー』を手掛ける福田卓郎と、『新 木曜の怪談』の高山直也。そのためか特撮…特に仮面ライダーの中の人ネタが豊富。特に2は隠す気がない。 過去『TRICKシリーズ』で登場した備品が登場したり、山田奈緒子などの本編主要キャラがちょこっと出たりする。 終盤ではファン感涙の“あの人”が……! 2013年の夏には『TRICK劇場版ラストステージ』の宣伝という意味も兼ねて、続編である『警部補 矢部謙三2』が放送された。全8話。 スピンオフ作品のドラマにて、続編が作られたのは日本の連続ドラマ史上初である。 そして2017年の春に第3シリーズにあたる作品、『警部補 矢部謙三 〜人工頭脳vs人工頭毛〜』がauビデオパス、およびテレ朝動画にてオリジナルドラマとして配信された。全5話。 【主な話の流れ】 警視庁公安部所属のダメ刑事、矢部謙三は上司から大事件の解決を命じられる。 矢部は部下の秋葉と共に嫌々ながら事件解決を目指すが、まるで役立たずで庶務係の桂美晴、桜木健一郎が事件を解決する。 続編の2では桂と桜木に代わって、新警視庁総監の娘である御手洗未来が事件を解決する。 【主な登場人物】 TRICK本編の登場人物は役者省略。 ◆矢部謙三 演:生瀬勝久 本作の便宜上の主役。 警視庁公安部所属の警部補。口だけの上司から「数々の難事件を解決した優秀な刑事だから」と重大任務(と責任)を押し付けられる。 全くの役立たずだが、部下の手柄を横取りして責任だけ部下に押し付けて評価を得ようとする。他人の推理やアイデアが出ると「たったいまワシが考えたこと」などと度々見苦しい真似をする。しかし、それが間違ってたら最初に言った人のミスにする。 しかし何度も命の危険にさらされながらも死亡を回避するなど悪運は強く、彼のいい加減な行動が事件解決に繋がることもある。 相変わらず毛やカツラという単語には敏感。 領収書の宛名を「上(様)」とし、度々庶務係に文句を言われる。 一度だけ真面目に書こうとしたら墓穴を掘った。 最後だけカッコイイ。 「ワシを誰や思とんねん。警部補、矢部謙三やぞ!」 某金田一少年ほどではないが、中学生時代に想いを寄せていた女性と小学校時代の友人が、 ある理由から罪を犯し、警察に逮捕されており、 この二人の起こした事件は彼にとって深い心の傷となっている。 彼を演じる生瀬勝久氏は本作が連続ドラマ初主演である。 ◆秋葉原人 演:池田鉄洋 矢部の部下三代目。名前の読み方は「あきば はらんど」 矢部の性格、能力を正しく理解した上で尊敬しているという稀な人。常時パソコンを持ち歩いており電波がないと役立たずだが、何気にモールス信号を理解したり矢部救出作戦を立てたりと知能は高い。 電波の入る都会での事件が主な本作では、確実に矢部より有能。 普段は矢部に付き従うが、秋葉原関係になるとテンションが上がり矢部を部下のように扱う。作中の冒頭では独り言のようにナレーションをしており毎度矢部にツッコまれている。 「それが矢部謙三だ!」 ◆桂美晴 演:貫地谷しほり 本作の事実上の主役その1。巡査。 庶務係だが現場での仕事を強く望む。大事件に関わるのを望み過ぎて自分の仕事をないがしろにしがち。 父親が名刑事として有名な「桂太郎」であり、父親の残したメモを纏めた“デカペディア”というファイルを持ち歩いている。 推理担当の片割れ。 名前の由来は恐らく「カツラ(毛の意味で)を見張る」 「矢部、ホントに分かってるか?」 ◆桜木健一郎 演:鈴木浩介 もう一人の事実上の主役その2。庶務係の巡査。推理担当の片割れ。 あだ名は「けいじくん」だが、本人はそう呼ばれる度に止めてほしいと訴えている。 趣味が推理で、推理するとき指の匂いを嗅ぐクセがある。危険な現場には出たくなく、庶務係しながら推理したいが、美晴によって現場に連れていかれる。 性格は非常に穏やかで、矢部の強がりをスルーしたり敢えておだてて話を先に進めるなど大人な対応が見られる。 元は刑事課にいたが、危険な現場に立つのが嫌でデスクワークを希望した。 「その“けいじくん”っていうの止めてくれよー……」 ◆片桐優奈 演:原幹恵 矢部と同期の庶務係。昭和39年生まれ(役者は昭和62年生まれ)。 巨乳であり、矢部からは「おっぱい刑事」と呼ばれている。庶務係だが度々潜入捜査に使われ、その度にお色気シーン(入浴シーンとか谷間とかメイド姿とか)が入る。 潜入捜査中は標準語を話すが、普段は訛りの強い広島弁を使う。 昔は実写版七つの顔を持つ乙女だったりした他、後のアリシア連邦の破壊工作員だったり、邪教団のくノ一だったりする。 ◆郷秀帰 演:団時朗 警視庁総監。 部下に重大任務を任せて自分は避難する。 ちなみに帰ってきたウルトラマンに変身するのは郷秀樹。 2ではM78星雲に帰ったことが秋葉によって語られた。 ◆大村忠相← 演:魅三太郎 公安の課長。矢部の同類(ヅラ的な意味で)。自分のミスを部下に押しつけるタイプ(っていうかこの警察の上司はこのタイプばっかり)。 ホワイトボードの前に立つと、ボードに貼り付ける赤い矢印が頭を指す(矢部も同じ)。 ◆菊池愛介 演:姜暢雄 元矢部の部下二代目で、現在は参事官。昔(TRICK時)は知識方面で役に立っていたが、今は口ばかり達者な無能上司。 ピタゴラス的な殴られ方(矢部が秋葉を殴り、殴られた秋葉がその勢いを利用して偶然のように殴る)をされる。しかし、後に回避法を習得した。 が、結局矢部には破られた。 「蒼天の霹靂!!」 ※菊池役の姜暢雄氏が演じたクワガライジャー(忍風戦隊ハリケンジャー)の決め台詞。 ◆軒和洋子 演:佐藤真弓 庶務係のおばさん。 奇妙な口調。度々蛍光灯を交換している。 上司にもタメ口。 「宛名は“上”じゃダメだって言ったダロ〜」 ◆木下 演:奥田達士 公安の刑事。古株で、現場の指揮をとる。 ◆雨中 演:渡洋史 公安の刑事。読みは「あめなか」だが、矢部は「うちゅうけいじ」と呼ぶ。 常にどこか骨折している。 ◆森下 演:小松利昌 公安の若株刑事。 【2での登場人物】 ◆御手洗未来 演:畠山彩奈(現:畠山あやな) M78星雲に帰った前警視庁総監に代わり、新しく総監となった御手洗ちかおの一人娘。 天才的な頭脳と閃きを持ったスーパー小学生。2の推理担当。 矢部に父親の弱点を教え、事件の捜査に協力しようとする。 実際、彼女がいなかったら、迷宮入りしていた事件が多い。 ◆御手洗ちかお 演:大和田伸也 新しい警視庁総監。 娘の未来にはかなり甘いが、かなりの恐妻家。 事件が起こるたびに矢部に弱みを握られるため、敢えて危険な任務を任せ、殉職することを密かに期待している。 過去にとある資産家が愛人に産ませた娘が変死した事件を捜査するも、事故死と結論付けるという、 ミステリーものに登場する無能刑事のような凡ミスをしている。 ◆御手洗仁美 演:三船美佳 ちかおの妻で、未来の母親。 戦国時代から続き、あの徳川家に仕えたこともあるという由緒正しい武家の家系で、出で立ちや口調も古風。 ことあるごとに家系の歴史を長ったらしく喋る。 年の差婚ながら夫に対して絶対的な支配権を持っていて、特に浮気をしないよう血判まで押させている。 最終話では夫の浮気を知ってしまい… ◆玉置浩市 演:相島一之 アメリカの研修から警視庁に戻ってきた参事官。 同じ参事官である菊池を全く相手にせず、自分よりも階級が下の矢部を総監が重宝していると壮大な勘違いをして、 矢部にライバル心を燃やす。 ◆網戸洋一 演:賀集利樹 新橋警察署の所轄。「目覚めよ、その魂!」というセリフを第1話で言っている。 ◆保葉一朗 演:黄川田将也 FBI所属の刑事。心理分析に詳しい。国木田からは「ホッパー」と呼ばれている。 ◆気谷連 演:天野浩成 被頭警察署巡査部長。菱形のマークが付いた赤いネクタイを付けている。ギャレンと聞き間違えられた。 ◆悠木真 演:須賀貴匡 警視庁警備部に所属する刑事。龍騎と聞き間違えられた。 部下と一緒に「戦わなければ、生き残れない!」のセリフを言ってくれた。 部下に「ゾルダ」「ナイト」「ファム」がいる。 なんか鏡に突っ込もうとしてた。 ◆財樹蔵之助 演:松田賢二 警視庁捜査第1課刑事。斬鬼と聞き間違えられた。 第6話終盤であの「シュッ」をやってくれた。 ◆渥地小五郎 演:三浦涼介 私立探偵で、スコットランドヤードの元警部。 「アルキメデスの名にかけて!」が決め台詞。メダルを弄っていたりアンクと聞き間違えられたりした。 資産家の愛人の娘の変死事件の真相に近づくも、それを知られたくない犯人によって返り討ちに遭い、命を落とす。 その後は成仏できなかったようで最終話では幽霊として矢部たちの前に姿を見せた。 ◆垣州肇 演:森本亮治 子悦原警察署の所轄。 紫の地に時折2が描かれた緑のハート柄というだいぶ独特なネクタイを付けている。矢部からは当初「カリス」と聞き間違えられていた。 子悦原市で起こった土地再開発業者殺人事件の捜査を行う。 幼少期の矢部達の秘密基地を調べたのに、隠し部屋のスペーススペースまできちんと調べなかったりと、 刑事としての能力は微妙なところで、矢部から「子供の隠し部屋を見落とすなんて、それでも刑事か!」と叱責された。 ちなみに最後の大集合はたまたま居合わせたらしい。でも超ノリノリ。 【その他の登場人物】 ◆しゃべり方が変な夫婦 「ウチのアパートに山田っつう貧乳のマジシャンがいんのよぉ〜」 「ボイン ガ 無イ」 ◆放置された車で寝てた貧乳女 「無銭飲食はしてません」 ◆有名な書道の先生 「あの時の温泉デカ!」 ◆知栄三郎 演:上遠野太洸 『警部補 矢部謙三~人工頭脳VS人工頭毛(ずもう)~』 で登場した。矢部から「あだ名はチェイサーやな!」と言われ喜んでいた。 斧に押しボタン式信号機の信号部分がくっついた独特な武器を矢部謙三から渡される。 矢部「お前、この武器モッテローヨ!」 【TORIKU こちら第九取調室】 エンドロールでやってるショートストーリー。矢部が私物化している『第九取調室』の光景を描く。 名前は取九とトリックを掛けている。 △メニュー 項目変更 -ネジ式- -お前何しとんねん- -アニヲタWiki- ◆石原達也 演:前原一輝 偉大な矢部の部下初代。 前原氏が芸能活動を引退したため、『TRICK』3期以降は出てこなかったが、矢部主役の作品とあってか終盤に少しだけだが、特別出演を果たした。 さすが銀河を貫く伝説の刃は違うぜ! 矢部「お前はよ編集せぇや」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 一番ギャグが多い。 今日も爆笑したわwwww 最近ではアギト、ダディが出てた。 -- 名無しさん (2013-08-03 00 24 28) ちょwwミラーワールド入ろうとした警官がww -- 名無しさん (2013-08-10 00 30 14) なんでちょいちょい仮面ライダーネタ入るんだこの番組ww -- 名無しさん (2013-08-23 23 37 58) 右腕だけのイケメンお化けとかストレートすぎんだろ -- 名無しさん (2013-08-24 00 10 19) アンク好きな俺にとっては今回最高だった メダルのキャッチの仕方とかw -- 名無しさん (2013-08-24 04 12 32) 総監の名前も完全に狙っただろスタッフwww -- 名無しさん (2013-08-24 06 07 18) 捕まってる最中にヅラが取れたwww -- 名無しさん (2013-08-24 15 00 31) 生瀬さんがアンクアンク言ってたせいで未来の映司ヅラかよとww -- 名無しさん (2013-08-24 18 06 38) アンク幽霊www -- 名無しさん (2013-08-31 00 03 37) というか公式のオールライダー映画より豪華ってどういう事だよwwww -- 名無しさん (2013-08-31 00 12 48) マジカオスwwwww アギト、龍騎、ダディ、ムッコロ、斬鬼さん、ホッパー本郷、亡霊アンクwwwwwwwwwwwwww -- ナナシ (2013-08-31 00 15 27) 3期か…ホントにあるなら楽しみだな。本当に相棒変わるんだろうか。 -- 名無しさん (2013-08-31 00 16 18) 最終回だし変身してほしかったな~。 矢部と秋葉には、ダブルかデルタに変身してほしかったかも。 -- 名無しさん (2013-08-31 01 47 14) まさか全員集合して変身ポーズまで決めるとはw 録画しとけばよかったw -- 名無しさん (2013-08-31 04 16 18) このドラマで仮面ライダー役の方が沢山出演したのは、矢部謙三もある意味「仮面」をつけて「変身」してたからだったりして? -- 名無しさん (2013-10-18 21 38 02) 大好きだけど矢部は1期でも2期でも大好きな人を髪の毛のように失う運命・・・・。そして2期のアンクが探偵に!?(殺されちゃったけど) -- 名無しさん (2013-10-18 21 50 51) 2期の警視総監が「格さん」そして奥様の「おじい様に変わって成敗」そして真の主役「御手洗未来」の名推理とリボン型変声機(矢部いわく「かなりギリギリ」)にも注目してあげて。 -- 名無しさん (2013-10-18 21 56 00) 1期の桂さんのお父様がまさか「テキサス」だったなんて!? -- 名無しさん (2013-10-18 22 09 14) 2の最終回は「オールライダー集合」の垂れ幕がw -- 名無しさん (2014-08-26 18 28 38) ライダーがなんというか集まった2期は楽しかった。 -- 名無しさん (2014-10-08 16 39 31) ある意味、特撮俳優の墓場になってしまった・・・・。 -- 名無しさん (2014-10-08 17 00 44) 「コア・セル・死んでます」どうしてこうなった!? -- 名無しさん (2014-10-08 17 44 07) ↑×7何この「こっち、あっち、そっち」って適当な指示出した挙句、自滅してしまいそうメンツはwww -- 名無しさん (2014-12-25 13 44 11) ギャグの宝庫www -- 名無しさん (2014-12-25 19 16 33) 未来ちゃんのリボンは本当にギリギリだ・・・・(バーローから苦情くるよ) -- 名無しさん (2014-12-25 19 23 05) 桂さん・桜木さん・未来ちゃんの頭脳と秋葉のフォローがないと話が成り立たない。しかも頭脳派3人は山田に会っているww -- 名無しさん (2014-12-25 19 25 19) セリフにも特撮ネタが多い。加速装置は吹いたw -- 名無しさん (2014-12-25 21 37 23) ↑特撮関連のネタだった -- 名無しさん (2014-12-25 21 42 18) オマエなんかアウトオブ眼中や!! -- 名無しさん (2014-12-26 01 40 10) 初期のオールライダー物より豪華なキャストというね -- 名無しさん (2015-10-31 17 04 44) なんで本家ライダー作品よりライダーOBの集まりがいいんだよ!www -- 名無しさん (2016-03-16 21 09 03) ちなみに1期にはモロボシダンとライザーグレンもゲスト出演。彼らは特撮ネタ無かったのかな?(グレンの方は自社の特撮だからやりづらそうだが) -- 名無しさん (2018-09-09 08 40 47) なお、矢部さんは警官を辞めて時計屋になっており、甥っ子が仮面ライダーになった模様w -- 名無しさん (2018-09-09 09 32 22) ↑さすがは我が魔王の大叔父 -- 名無しさん (2019-02-20 18 05 04) 矢部「グリス?」 武田航平「栗酢です!」 -- 名無しさん (2020-02-22 00 54 58) 御手洗総監はその後、暗殺ヒューマギアに撃たれたりと、苦労が絶えない -- 名無しさん (2020-02-26 00 03 33) いつまでもスピンオフで続けられそうなネタではある -- 名無しさん (2020-03-24 12 52 38) 総監「彼は、新米刑事のゼロワンくん。かの有名な、ロボット開発企業の御曹司だそうだ。」 -- 名無しさん (2020-03-30 20 06 53) 秋葉「常盤さん!」矢部「常盤?」秋葉「あっ違う、矢部さん!」 -- 名無しさん (2020-08-08 14 47 17) ↑常磐でした -- 名無しさん (2020-08-08 14 51 30) 矢部「オマエら、何処の黒の組織や!?」 -- 名無しさん (2020-09-21 23 17 41) 桜木健一郎の「刑事くん」は桜木健一という俳優の演じた「刑事くん」と言うドラマから -- 名無しさん (2020-09-22 02 28 08) 項目とコメントの無断削除を復元 -- 名無しさん (2021-08-29 05 33 49) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/24990.html
登録日:2011/10/25(火) 15 13 18 更新日:2022/12/13 Tue 14 18 46NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 BBS知ったか祭 アニヲタ豆知識 キュウリの漬け物 信号 信号機 出発信号機 出発進行 喚呼 茄子のお新香 運転士 鉄道 電車 出発進行とは、出発する時に言う合図である。 歩行者・自動車・自転車・列車など、どんな乗り物でも使う。 追記・修正よろしくお願いしまっす。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\出発進行!/ -アニヲタWiki- * * * + うそです n ∧_∧ n+ (ヨ(*´∀`)E) Y Y * 出発進行とは、鉄道において、「"出発"信号機」が「"進行"現示」である事を示す喚呼である。 つまり、「駅を発車(通過)していいか?」を表す信号が青信号という事を喚呼している訳だ。 そのため、出発信号機の色によっては 「出発高速進行」「出発抑速」「出発減速」「出発注意」「出発警戒」「出発停止」 などもありえる。 また、地上に信号機が無いATC方式の路線では、当然ながら「出発○○」とは喚呼せず、車内に表示されたATCの指示速度を喚呼する。 例:「点! 信号75!」(※点 扉が閉まった事の喚呼) しかし、一般的には上のように出発の合図だと誤解されている。恐らく、運転士が駅を発車する度に(青信号だったら)喚呼している事から、それを聞いた鉄道に詳しくない人が誤解したのだろう。 エリートのアニヲタ諸君は間違えないように注意しよう。 ちなみに「出発進行」以外の信号喚呼も存在する。 「第○閉塞進行」:閉塞信号機(駅と駅の間にある信号)が進行という事を表す 「(第○)場内進行」:場内信号機(駅の手前にある信号機)が進行という事を表す ※○には信号機の通し番号が入る ※当然、これらも進行以外を表す事がある。 .,/ ̄\ .| ● | .| ● | .| ● | .| ● | .| ● | .,\_∠_ .。 |||編| .。 ||  ̄ .。 || 追記・修正は出発高速進行でお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 初めてちゃんとした意味を知った -- 名無しさん (2021-12-26 19 31 58) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/onjpawapoke/pages/46.html
金田一 歩亜朗 魔朗 破馬亜
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/55839.html
登録日:2024/03/01 Fri 00 00 00 更新日:2024/03/03 Sun 22 07 28NEW! 所要時間:約 10 分で読めます ▽タグ一覧 もう一人の主人公 コート上の王様 セッター ハイキュー!! バレーボール バレーボール部 バレーボール馬鹿 何故かなかなか立たなかった項目 努力する天才 司令塔 山羊座 影山トビウオ 影山飛雄 烏野高校 独善的 石川界人 高校生 黒髪 俺がいればお前は最強だ! 影山(かげやま) 飛雄(とびお)とは漫画『ハイキュー!!』の登場人物。 CV 石川界人 鋭い目つきで黒髪の少年。 本作の主人公日向翔陽の相棒的存在で、『もう一人の主人公』と言えるキャラクター。 プロフィール [烏野高校在籍時] クラス 烏野高校1年3組 ポジション セッター(S) 誕生日 12月22日 身長 180.6cm→181.9cm 体重 66.3kg 最高到達点 335cm 好物 ポークカレー温卵のせ 最近の悩み 動物に嫌われている気がする パラメータ(五段階評価)(*1) パワー:4/5 スピード:4/5 テクニック5/5 スタミナ:5/5 バネ:4/5 頭脳:5/5 合計:27 新プロフィール 所属 シュヴァイデンアドラーズ ポジション セッター(S) 身長 188.4cm 体重 82.2kg 最近の悩み 長距離の移動のときでももっとコンディションを完璧にしたい 概要 バレーボール監督である祖父(*2)と年の離れた姉の影響で幼少期からバレーを始め、バレーボール暦は小2からとこれまでの人生を全てバレーボールに捧げてきたような男。 それ故にバレーへの熱意は作中でもトップクラスなのだが、それが災いして物語当初は中学時代のチームメイトに試合で無茶な要求をし続けるなど非常に独善的な性格だった。 それに対し遂に我慢の限界を越えたチームメイトから『コート上の王様』(*3)と名付けられ、中学の県大会決勝でチームメイト全員から(影山が上げたトスを全員から無視されたことにより)明確な拒絶を告げられてしまい、ベンチに下がるよう監督に命じられる。 この事は影山にとってトラウマになり相当堪えた模様で、本人も『トスを上げた先に誰もいないというのは心底怖い』と語っている。それ故影山はこの呼び名をかなり嫌っており影山に『コート上の王様』と呼ぶと怒る。 性格・人物 上記のように物語当初は非常に独善的な性格だったのだが、烏野高校入学を期に日向との出会い、先輩らの矯正もあり改善されて徐々に性格が丸くなっていく。 勉強面では県内一の強豪校である白鳥沢にも一般入試で受験し落ち(*4)、定期テストでは現代文で赤点を取り補習を受けることを余儀なくされるなどかなり難がある。(*5) しかしバレーに関しては観察眼の優秀さやサインを即座に理解し覚えるなど地頭自体は悪くなく『興味のあること(バレー)は即座に理解し興味ないことは無関心で覚えられない』タイプ。 セッターとしてのゲームメイク能力も高くバレー関係の頭脳は非常に優秀なため、パラメータ欄の『頭脳5』はバレーIQの高さという意味(くどいかもしれないが学力は一切関係ない)である。 コミュ力お化けである日向とは対照的に不器用でコミュ力が高くなかったのも中学時代に孤立した一因であった。 自室は意外と綺麗に整頓されており汚部屋ではないなど几帳面な部分もある模様。 笑顔を作るのは壊滅的に下手で菅原の真似をして笑顔を顔に出した際には、周囲からあまりの怖さにドン引きされた上、日向からも『お前何企んでるんだ!?』とかなり警戒される程。 人間関係 主人公の日向とはバレー馬鹿同士なのもあり衝突することも多いが、日向から『相棒と思っている』と語られ、影山も試合でのいざという時にトスを上げる相手は日向であることから彼のことはなんだかんだ言いながら認めており、相棒兼切磋琢磨し合うライバルのような関係。 同じ一年の月島蛍のことはバレーの実力は互いに認めているが、月島からよく影山にとってトラウマであるあだ名である『王様』と煽られ影山も月島に対しては喧嘩腰で接することが多いなど犬猿の仲で衝突することもしばしば。 しかし同じ一年の山口忠やマネージャーの谷地仁花に対してはわりとソフトに接し、月島に対して勉強を教わる為に頭を下げることには激しく抵抗感を感じていたが、谷地に対しては月島に対する態度とは対照的に素直に頼んでいたり、山口に対しても日向・月島とは違い作中で怒鳴る描写がないなど彼のことはそれなりに認めてる模様。 烏野の先輩全員・武田監督・烏養コーチに対する態度もちゃんと敬語を使って接するなどどこかの赤毛猿と違い礼儀はそれなりに正しい。 青葉城西の主将である及川徹と副主将である岩泉一は北川第一中時代の2学年上の先輩の関係で、同じく青葉城西の一年生レギュラーである金田一勇太郎(辣韭ヘッド)と国見英は北川第一中時代の同学年のチームメイト。 選手としての特徴 ポジションはセッター(S)で、音駒高校の監督である猫又からは『スパイカーの最高打点への最速トス&針の穴を通すコントロールの持ち主でありゃとんでもないバケモン』と評されるなどセッターとしては周囲からも『天才』と評されることが多い実力者。 しかし影山自身は自分のことを天才だと微塵も思っておらずバレーに関しては常に貪欲で、同じポジションであるセッターの技術であるなら先輩の菅原や音駒の孤爪に聞きにいこうとするなど技術向上に余念がない。所謂『努力する天才』タイプ。 トス以外のバレースキルである、レシーブ・サーブ・ブロックといった技術も全般的に非常に高く、チームメイトからも『こいつのハイスペックマジ腹立つ』と評される程である。 自分のセッター(S)というポジションには『支配者っぽくて一番かっこいい』とかなり誇りを持っている。 変人速攻 サイン無し・合図無しで日向がダッシュからスパイク体勢に入り、影山がドンピシャでトスを合わせて撃ち抜く無茶苦茶な速攻技。なおその際経験不足を補うため(余計な情報を入れないため)スパイクの瞬間目をつぶっている。 アタッカーが助走動作を行い、それにセッターが供給するボールの軌道を合わせることで打たせるアタックをファースト・テンポと呼ぶが、この場合アタッカーはセッターがトスを上げる前に既に踏み切って跳んでいるためマイナス・テンポと呼称する。 ありていに言えば通常の速攻を超えた超速攻なので全国レベル相手でも初見ならほぼ確実に通用している。…弱点はブロッカーの慣れ。パワーで押し切るスパイクではないため、捕まればそれで十中八九止められてしまう。 そのためこれだけでは初見殺し・ワンポイントの奇襲攻撃レベルに留まるが、その真価は相手ブロッカーに変人速攻を警戒させて味方スパイカーをフリーにさせる「最強の囮」。 その後進化と改良を重ねて新しい変人速攻(日向の打点で止まるトスを上げることでコースの打ち分けやフェイントを可能にしたもの)に進化させた。 作中での活躍 主人公日向の中学時代唯一の公式戦である対戦相手が影山のいる強豪北川第一中学であった。 試合自体は北川第一の圧勝であったが、この時点で既にチームメイトに対して辛辣で無茶な要求をするなど横暴で独善的なプレーが目立っていた。その際の対戦相手である日向の身体能力や勝利への執念に一目置き、能力を生かし切れていないことにもどかしさを感じていた。 やがて烏野高校に入学した影山は日向と出会い。『変人速攻コンビ』として名を上げていく事になる。 影山も日向や烏野バレー部の先輩らと接するうちに最大の弱点であったコミュ力不足も少しずつ改善されていく。 宮城県インターハイ予選では青葉城西に惜敗するが、宮城県春高予選では青葉城西に勝利しリベンジを果たす。その後の宮城県予選決勝戦で県内一強豪校である白鳥沢にもフルセット(5セットマッチ)の激戦の末勝利し春高への切符を勝ち取り、ユース代表合宿にも選ばれる。 全国大会では一回戦で神奈川県代表の『椿原高校』、二回戦でインターハイ準優勝校である兵庫県の強豪『稲荷崎高校』に勝利し、三回戦で遂に全国大会の公式戦で実現した『ゴミ捨て場の決戦』である音駒高校にも接戦の末勝利し勝ち進んでいくが、四回戦で長野県代表の『鴎台高校』に敗北しベスト8という結果に終わる。 鴎台戦の試合後チームメイトに対し、 『この烏野(チーム)でもっと上へ行きたかったです』 と以前の『コート上の王様(横暴な独裁者)』と呼ばれていた彼では考えられない言葉を口にした。 この発言には先輩達も感動し、特に菅原は影山のこの発言には号泣する程感動していた。 その後 高校卒業後はプロになり、白鳥沢OBである牛島と同じチームになり日向とは中学時代以来再戦する。 リオ五輪、東京五輪どちらにも出場した。 やがてイタリアのセリエAチームに所属し世界選手権にも出場する。 主な台詞 『「諦めない」って口で言う程簡単な事じゃねえよ』 『苦しい。もう止まってしまいたい。そう思った瞬間からの一歩』 『俺が何かに絶望するとしたらバレーができなくなった時だけだ』 余談 名前いじりで『影山トビウオ』(影山の顔と魚のトビウオを合体させたシュールな物)というグッズ(携帯ストラップ・缶バッジ・クリアファイル・クッション)が販売されたことがあるが、発売当初は即座に完売する程の盛況ぶりであった。興味ある人は調べてみて欲しい。 追記・修正は他人に理不尽なトスを上げない方にお願いします △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 口先だけじゃない熱意が裏目になってるのがちょっと可哀そうでは有る。のめり込む度に悪い意味で敵作っちゃうから… -- 名無しさん (2024-03-02 00 29 04) 445545で計23って計算合わないような。 -- 名無しさん (2024-03-03 05 54 59) 技量だけで見ると作中最高のキャラ -- 名無しさん (2024-03-03 22 07 28) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kazu392h/pages/1028.html
autolinkTOP>【き】>京風 京風 (きょうふう) 分類1【言語全般】 ジャンル1【一般】 (1)食べ物の名のあたまに付ければ、美味しそうになる。 (2)食べ物以外でも商品名のあたまに付ければ、豪華に聞こえる。 (3)おとなしくて美しい人に対しては、美人のあたまに付けられる褒め言葉ってのがある。(京美人) 但し、どれも詐欺の場合があるので注意が必要。(京風たこやきとか) 登録日 2006/01/31 【き】一覧 消えたダイヤを追え! 祇園祭 キカイダー キカイダー01 妃英理 騎乗位 傷だらけのダイヤモンド 気絶 季節 吉川晃司 キック力増強シューズ 喫茶ポアロ きつねうどん 機動戦士ガンダムZZ 木下あゆ美 木場勇治 きまぐれオレンジロード 木村拓哉 ギャグ キャップキング キャバクラ ギャバン キャプテン GAM 99【SHOP99】 救急戦隊ゴーゴーファイブ 球児カツオのタタキステーキ丼 牛乳 狂気 餃子の王将 教師びんびん物語 京橋 京風 魚群 巨乳 きりもみシュート ギルスレイダー 禁煙パイポ 銀河旋風ブライガー 銀河漂流バイファム 緊急指令10-4・10-10 キングストーン 近視 金田一耕助 金田一少年の事件簿 金太十番勝負 禁断症状 筋肉痛 キン肉マン消しゴム 銀翼の奇術師 ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動
https://w.atwiki.jp/yokomizochara/
こちらは横溝正史作品登場人物のデータベースです。 更新はのんびりまったりペースです。 現時点では金田一耕助登場作品の一部のみ公開。徐々に対応作品を増やしていく予定です。 当面の目標は、金田一耕助もの全77作品のデータベース制作です 記載についてはネタバレは避けております。 編集は制作委員会メンバー(ログイン必須)のみが行えます。 関係者はガイドラインを参照の上編集をお願いします。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/4752.html
登録日:2012/02/05(日) 20 09 01 更新日:2024/06/26 Wed 11 14 25NEW! 所要時間:約 8 分で読めます ▽タグ一覧 エンターティナー レンガ本 京極夏彦 作家 北海道 大極宮 大沢オフィス 天才 妖怪シリーズ 小樽市 小説家 巷説百物語シリーズ 意匠家 指ぬきグローブ 水木しげる 直木賞作家 荒俣宏 ■京極夏彦 「京極夏彦(きょうごくなつひこ)」は日本の小説家、意匠家。 他にも主に妖怪が絡むと様々なジャンルに顔を出す、出版界発の稀代のエンターティナーである。 1963年(昭和38年)3月26日生まれ。 北海道小樽市生まれ。 倶知安高校を卒業。 現在は関東に在住。 大沢オフィス所属。 幼い頃に水木しげるの啓示を受け、 作家となってからも師と仰いだ水木や、博物学者、作家の荒俣宏と共に所謂妖怪ブームの火付け役となった。 1994年に『姑獲鳥の夏』でデビュー。 『魍魎の匣』で推理作家協会長編賞受賞。 『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で山本周五朗賞、 『後巷説百物語』で直木賞、『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞の各賞を受賞。 【略歴】 桑沢デザイン研究所を経て広告代理店に勤務したのち、デザイン会社に勤務(設立と書かれてる場合もある)。 周りがみぃんな残業している中、自分だけ仕事をしていないのを気に病み、 ワープロで10年程前に漫画として構想しながら断念したネタを手慰みに小説として書き始めたのがデビュー作『姑獲鳥の夏』であった。 あれよあれよと一千枚にも達し、何処の文学賞にも出せないそれを、 目の前にあった講談社ノベルズの某本の奥付けにて目にした連絡先に電話を入れ、分厚い原稿を送付した事が京極夏彦の誕生と相成った。 ……因みに、この時点で幾つもの伝説を生んでおり、 ●作者自身は小説を書くのが初めてだったので、相手にされない事を期待していた。 ●読めるか解らないと返答しつつ、ハマってしまい2日で読了した編集者が著名作家の手の込んだ悪戯と疑った。 ●第二、第三の京極夏彦の登場に備え、ページ数の制限を無くした文学賞「メフィスト賞」が設立される。 ……と良く知られている物だけでも、如何に京極夏彦の登場が衝撃的だったのかが解る。 因みに、京極夏彦の作家名は仲間が付けたもので、 出されたアイディアの中でも「最も自分に馴染みが薄い名前」だったのが採用の理由であったとの事。 主な著書にデビュー作から始まる昭和初期を舞台にした一大ミステリー(?)の「妖怪シリーズ」。 師・水木しげるの呼び掛けに応え、荒俣宏と共に設立した『怪』誌から誕生した妖怪版必殺シリーズとも呼ぶべき「巷説百物語シリーズ」。 『巷説百物語』を生んだ、江戸時代の巷説怪談に題材を求めた「幽霊小説シリーズ」。 本格的ギャグ小説を目指すとの企画から描かれた『どすこい。』、更なるスピンオフの『南極。』。 妖怪研究と物語を両立させた冒険小説「豆腐小僧シリーズ」。 一般公募により集められたアイディアを元に描かれた近未来SF「ルー=ガルーシリーズ」……等々が知られている。 また、上記の作品は殆どが同一世界の物語であり、ざっくり主要作品を時系列的に並べ替えると 幽霊小説シリーズ・巷説百物語シリーズ(江戸時代後期の天保~弘化期)→『ヒトごろし』(幕末)→『後巷説百物語』(明治初期)→書楼弔堂シリーズ(明治後期)→妖怪シリーズ(昭和20年代末期)→ルー=ガルーシリーズ(2030年) となる。 ……この他、妖怪研究や対談本、水木しげる研究の本も手掛けている他、 不条理な世界観の現代小説数編も残しており、寧ろファンにはギャグ小説以上に珍しく感じられる所であろう。 著名作家でもあるにもかかわらず、現代小説『死ねばいいのに』を通常出版と同時にiPad用の電子ブックで早速出版する等、 常に先進的な行動をする事でも知られており、 『ルー=ガルー2インクブス スクブス』の発刊の際には、段階を置かずにいきなり4形態での同時出版と云う手法を執り業界を驚かせたとの事。 特に「妖怪シリーズ」に顕著であるが(て云うかそれだけ)、 出版される本が分厚い事で有名で、新書版が「辞典」や「レンガ本」呼ばわりされる事でも有名。 真偽不明の京極夏彦の文章量が長い事をネタにした噂まで飛び交っているが、 作者の名誉の為に言えば、京極夏彦は優れた短編や中編もちゃんと残している。 実際、近年では短編集である『○談』シリーズを意欲的に執筆しており、ホラーともミステリーとも言えない不条理な世界観を紡ぎ出していた。 また、本邦の民俗学、妖怪学の勃興に於いて重要な役目を果たした柳田國男の『遠野物語』のリブートに挑み、現代語や絵本として復活させている。 【評価】 デビュー当時の出版業界が綾辻行人ら「新本格派」の若手作家が活躍していた時期であった為に、 京極夏彦も当初はその列に加わる一人として業界には認識されていた。 因みに、当初は「ミステリ・ルネッサンス」と銘打たれたデビュー作『姑獲鳥の夏』の、 余りにミステリーの常識からはかけ離れたプロットへの業界内の評価は賛否両論だったらしい。 ……しかし、この杞憂も肝心の読者が熱狂的に受け入れた事であっさりと解決。 前述の様に次作『魍魎の匣』は日本推理作家協会賞に選出され、京極夏彦は流行作家への道を歩む事になった。 現在では、作者本人が早々に否定していた様にミステリー作家といったカテゴリーには収まらない活躍をしている京極夏彦だが、 良く知られているのが本業の意匠家(デザイナー)らしく、目で「魅せる」文体を心がけている事であろう。 また、何よりも情報の分析、説明の論理的構成が上手く、それが多彩な文体を描ける秘訣なのだとも云える。 手許に本があるのなら確かめて欲しいが、新書版『狂骨の夢』以降の著作では、必ず見開きページで、 新書版『絡新婦の理』からは1ページで文章を区切り、読み易い様にとの作者自身の配慮が為されている。 また、耽美な作品の場合には文章の文字列を徐々に収束させたり、 逆に拡大させたりと云った視覚からのインパクトを狙った効果により更に印象を強める等、 デザイナー発の作家としての才能を惜しみなく発揮している。 デザイナーとして他作家の本の装丁も手掛けている他、元々が漫画家志望であっただけにイラストも得意。 特にファン必読の虚々実々の笑撃の妖怪対談本『妖怪馬鹿』では京極夏彦がネタに合わせてわざわざ、 楳○かずおや高橋○美子や、○星大二郎や水木しげるや鳥山石燕らの絵柄に似せて漫画を描き下ろしている。 この他、妖怪を題材にした舞台の脚本も数度手掛けている。 これら出版関係以外の仕事では、怪談『新耳袋』の著者二人と共に発起人となった怪談ライブ「怪談の怪」や、 自作のアニメ化や映画化の際の出演やプロデュースが有名。 特に声質は渋めの低音ながら善く通ると云う、 自身の生み出した二大ヒーロー京極堂や御行の又市にも通じる最高の評価を得ている。 京極夏彦が声優に初挑戦したのは『ゲゲゲの鬼太郎』(第4期)の『言霊使いの罠!』だが、 この回に於いて京極夏彦はファンの同人誌を原案に自らが演じるゲストキャラクター・一刻堂のデザインまで担当。 京極堂・中禅寺秋彦の名台詞「この世に不思議なものなどない」まで披露している。 ……流石に、一刻堂が「憑物落とし」により鬼太郎達を追い詰める内容は児童ファンは置いてきぼりだったらしいが、 特に年長の世代に評価の高い第4期を代表するエピソードである事は間違いないだろう。 声優業以外にも声に関する仕事として、ナレーションや朗読、 更にはCDリリースやラジオのパーソナリティも経験済み。 所属事務所のボスである大沢在昌曰く「金にならない仕事」。 【余談】 ※大沢オフィス所属の著名作家3人(大沢在昌、京極夏彦、宮部みゆき)による「大極宮」としても活動。 対談(?)シリーズも人気である。 ※トレードマークの「指ぬきグローブ」は小学生の頃から着用している。 因みに、当時の夢は格好良い坊さん。 デビュー直後に大沢在昌と対談した時点では、まだこの夢は諦めていなかったようだ。 ※無類のテレビ好きで、寝る間を惜しんでテレビを見て得た知識を創作に活かしているらしい。 特に時代劇「必殺シリーズ」の大ファンとして有名。 あまりにも好き過ぎて「必殺シリーズ」のガイドブックの装丁まで手掛けてしまった。 後述のラジオでもシリーズについてそれはそれは熱く語り倒している。 ※西尾維新らメフィスト賞作家も、京極夏彦からの影響を公言する者が多い。 ※作家の山田詠美と対談した際、自分の小説は下調べをせず過去に読んだ本の記憶を頼りに執筆していると答えている。 そのせいか『狂骨の夢』では心理学についての記述におかしな点があると、宝島社から刊行されたファン向けのムック本『僕たちの好きな京極夏彦』にて本職の心理学者から指摘を受けた事があった。 文庫化の際に上記のムック本で指摘された箇所を丸々修正した際には、 同じ心理学者から「間違いの指摘を真摯に受け止めてきちんと次に活かしている(要約)」と絶賛されていた。 ※短時間睡眠体質、いわゆるショートスリーパーであり昔から2~3時間程度の睡眠で充分との事。 また痛みに対して強い耐性を持っており、 事務所のスタッフが足ツボを刺激されて悲鳴を上げる中、一人平然としていたという。 コロナウイルスのワクチンを複数回接種した際にも、一度も副反応は出なかったとの事。 北海道出身でありながら暑さに対しても非常に強く、大量のPCの排熱で40℃を超える室温となった書斎で仕事を続けていても平気。 その様子はルポマンガを描くために書斎を訪れたあの漫☆画太郎をも戦慄させている。 そんな京極夏彦だが2005年の春にドクターストップが掛かるレベルの体調不良を起こした際は、生まれて初めて8時間以上も眠ったという。 ※『姑獲鳥の夏』の実写版を監督した実相寺昭雄の追悼番組に出演した際、 実相寺が手掛けた『ウルトラセブン』の登場キャラクターであるメトロン星人と共演している。 以来マブダチとの事。 ちなみに公式の映像でメトロン星人と一緒にちゃぶ台を挟んで語り合った数少ない人物の一人である。 ※大量の本を所有する蔵書家としても有名で、地震対策として奥に向かって傾斜がある特注の本棚を愛用している。 その大量の蔵書は定期的に整理整頓を行っており、デビュー当初は本の整理整頓に必要なものは「愛と執念」であると公言していた。 ところが2000年代に入って以降のインタビューでは、「整理整頓に必要なのは執念。愛はいらないと気付いた」と断言している。 そこに愛はなかったわけだ。 ところがところが時は流れて令和。講演会にてかつてのように「本棚の整理に必要なのは愛と執念である」と答えている。 この十数年の間にどういった心境の変化があったのかは不明だが、どうやら愛をとりもどせたようである。 ※Twitterにてモバマスの画像をアップすると近い構図の京極夏彦の画像が送られてくるというハッシュタグが盛り上がった事があったのだが、 途中で京極夏彦本人に捕捉され、どうした事か半ば公認状態となってしまった事がある。 公式でも『魍魎の匣』が長門有希の100冊にチョイスされたり、 同作の表紙が『NEWラブプラス』とのコラボ企画で期間限定で姉ヶ崎寧々に変更されたりと、美少女キャラとの絡みは意外と多かったりする。 【出演作品】 テレビアニメ ゲゲゲの鬼太郎(第4シリーズ) 第101話「言霊使いの罠!」(一刻堂) 京極夏彦 巷説百物語(京極亭) 墓場鬼太郎 第10話「ブリガドーン」(トムポ) 魍魎の匣 第12話「脳髄の事」(黒衣の男) 劇場版アニメ 金田一少年の事件簿2 殺戮のディープブルー(藍沢浩一) ブレイブ ストーリー(トローン) 劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!(天狗ポリス) 実写作品 京極夏彦「怪」(京極亭) 姑獲鳥の夏(水木しげる) 妖怪大戦争(神ン野悪五郎) ラジオ番組 「怪」ラヂヲ~妖怪の周辺~ バッカみたい、聴いてランナイ! 東京ガベージコレクション 追記・修正は憑物落としの後に鈴を鳴らしてからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] この人の作品は、推理不可能。だからこそ幻想に酔える。 -- 名無しさん (2014-06-01 05 18 58) ↑つーか推理小説ではないだろう。本人も推理モノを書いたつもりはなかったって言ってんのをどっかで見た。 -- 名無しさん (2014-06-07 00 22 27) 要素はミステリーを含んでいることが多分にある。 -- 名無しさん (2014-06-07 13 04 40) この人、筋金入りの特オタでもあるんだなwキカイダーREBOOTの公式サイトにワサビの利いたコメント寄せてて吹いたwww -- 名無しさん (2014-07-01 17 27 06) 妖奇怪談全集 番外編 女刑事と裸体解剖鬼と言うあれ過ぎる映画に語り役としてクレジットされている -- 名無しさん (2016-06-12 20 53 02) この人はどこで演技力身につけたんだろう?朗読の奴は芸達者すぎる -- 名無しさん (2016-08-06 19 43 35) ↑楽しませよう、伝えようと云う気持ちを第一にしてるんだと思う。声は天性。テンポは経験だろう。演技を学んだ人間の演技ではないな、と何となく思ふ。 -- 名無しさん (2017-01-24 18 22 08) アニメが面白かった。多少エログロだけどさ。 -- 名無しさん (2017-04-19 10 12 07) アニメ魍魎の匣に「原作に忠実でなく“誠実”に」というコメントを寄せていた 安易なアニメ化実写化をする制作や、脊椎反射で文句を言う視聴者に肝に銘じてほしい名言 -- 名無しさん (2017-04-19 13 19 26) 鉄鼠の檻とかああいう知識はどこで手に入れたのだろうかと不思議に思う。文献で調べたとしてもあそこまで理解してるのは凄過ぎ -- 名無しさん (2017-06-16 02 13 54) ファミ通だかで妖怪ウォッチの特集やってた際に対談に呼ばれてて笑った。あんたガチの方の妖怪じゃんww -- 名無しさん (2019-07-03 22 14 51) ↑ファミ通であってる。妖怪ウォッチに対してすごく好意的かつ期待してる感じだったな。新しい妖怪像ができるのは歓迎なようだ。 -- 名無しさん (2019-07-04 07 50 07) 間違いなく、現代の文豪の一人だと思う。一世期あとにも名前が残ってそう。 -- 名無しさん (2019-10-21 12 43 10) ↑2 元来妖怪は古めかしいように「装ってる」もんだからな。後付けで原型が無いくらい別物に魔改造されたりしれっと最近の創作者が思いついたオリキャラがさも古式ゆかしい大妖怪みたいな収まり方をしているケースもかなり多い。詳しい人ほど変化に寛容、にわかほど新規に否定的って感じがする -- 名無しさん (2020-10-25 12 16 36) 小説も、絵も、声(演技力)も、歌の才も持ってる知人がいるんだけど、本人にやる気さえあればこの人みたいになるのになと思うわ -- 名無しさん (2022-05-08 16 32 17) ↑×3 アニメ、漫画、小説の順に読んでく内にどっぷりハマった、文句無しに好みの作品。京極堂と関口先生が好き。 -- 名無しさん (2022-05-08 18 04 07) 綾辻行人氏曰く「冒険モルカーに似ている」 -- 名無しさん (2022-11-04 15 36 00) ↑えぇ…(困惑) -- 名無しさん (2022-11-30 20 37 25) 天才っているところにはいるもんだなぁ -- 名無しさん (2023-06-14 01 18 01) 京極堂の出る作品魍魎の箱以外もアニメ化して欲しい -- 名無しさん (2023-06-16 19 28 36) ↑中禅寺先生シリーズあたりがアニメ化しやすい反面、本編を知らないと魅力が半減してしまいそうだけれどそこから新規層とりこめそうではある -- 名無しさん (2023-06-16 20 47 06) ↑個人的には『女郎蜘蛛の理』と『鉄鼠の檻』をやって欲しいですね。 -- 名無しさん (2023-06-16 21 57 35) クーラーなくても暑さに耐えられるらしいがどうか御自愛ください。 -- 名無しさん (2023-09-24 20 49 53) ほんとうに異才な御仁である -- 名無しさん (2023-09-24 21 29 21) 6期鬼太郎に出演しそうでしなかった -- 名無しさん (2024-06-26 11 14 25) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kazu392h/pages/1036.html
autolinkTOP>【き】>近視 近視 (きんし) 分類1【言語全般】 ジャンル1【一般】 目をあけていても、見たくないものは見なくてすむ便利な目のこと。 登録日 2004/01/13 【き】一覧 消えたダイヤを追え! 祇園祭 キカイダー キカイダー01 妃英理 騎乗位 傷だらけのダイヤモンド 気絶 季節 吉川晃司 キック力増強シューズ 喫茶ポアロ きつねうどん 機動戦士ガンダムZZ 木下あゆ美 木場勇治 きまぐれオレンジロード 木村拓哉 ギャグ キャップキング キャバクラ ギャバン キャプテン GAM 99【SHOP99】 救急戦隊ゴーゴーファイブ 球児カツオのタタキステーキ丼 牛乳 狂気 餃子の王将 教師びんびん物語 京橋 京風 魚群 巨乳 きりもみシュート ギルスレイダー 禁煙パイポ 銀河旋風ブライガー 銀河漂流バイファム 緊急指令10-4・10-10 キングストーン 近視 金田一耕助 金田一少年の事件簿 金太十番勝負 禁断症状 筋肉痛 キン肉マン消しゴム 銀翼の奇術師 ■ トップページへ移動 ▲ このページ上段に移動